中国語の声調を覚えられない!
声調を覚えるコツを知りたい
今回は、こんなお悩みを解決していきます。
・声調を覚えられない3つの理由
・中国語の声調の覚え方
・中国語の声調を覚えるコツ
・声調をマスターできるオススメの練習法
本記事を書いた人
中国語の声調って難しいですよね。
僕も以前は、声調を聞き取れないことに焦って、自己流で無駄な勉強をたくさんしてきました。
結論から言うと、原因がわからずに、たくさん練習しても僕のように時間をムダにする可能性が高いです。
そこで、本記事では「中国語の声調を覚えられない原因」とともに、「覚えるためのコツやトレーニング方法」をHSK5級を保有する僕が解説していきます。
現在、声調で挫折しそうな方やこれから勉強を始める方は、ぜひ最後まで読んで声調をマスターしてくださいね!
中国語の声調を覚えられない3つの原因
結論からいうと、声調を覚えられない原因は3つあります。
・声調記号を気にしすぎている
・声調のルールを理解していない
・漢字単体で声調練習している
詳しく見ていきましょう。
声調記号を気にしすぎている
まず、声調を覚えられない人に共通するのが「声調記号を気にしすぎること」です。
本来、声調記号は音の高低を理解しやすくするための補助ツールなはず。
しかし、多くの人が声調記号を覚えることに必死になります。
そのため、たくさんの中国語を聞いて同じようにマネすることをせずに
・丸暗記
・ノートに書いて覚える
などムダなことをしてしまいます。
もし、以上のような方法で声調を覚えようとしていた方は、すぐにそのやり方はやめましょう。
なぜかと言うと、以前の僕も同じような事をやっていたため、一向に声調を覚えることができなかったからです。
音重視ではなく、頭で考えすぎると声調をマスターするのは非常に難しくなります。
声調はただの記号であることを意識して、今日から音を重視した練習に切り替えましょう!(声調を覚えるトレーニングは後ほど!)
声調のルールを理解していない
2つ目の原因は、「声調のルール」をしっかりと頭に入れていないことです。
特に大事なのが、以下の2つです。
・声調変化
・声調記号の位置
今まで知らなかった方は、ここで覚えておきましょう。
声調変化
中国語の声調は、基本的に4声+軽声で5種類の音で構成されています。
しかし、声調は以下の条件のときに変化します。
3声+3声の時に前の3声は2声に変化。
なぜ、変化するのかというと読みやすいからです。
3声は、もともとの音が低めなので低い音が連続していると非常に読みにくくなります。
そのため、2声に変化することで読みやすくしているというわけです。
このように、音を意識せずに理屈で考えていると3声が2声になっていても理解することが難しいでしょう。
声調記号の位置
記号をどこにつけるかも、声調を覚える際に非常に重要です。
基本的なルールとしては、
母音【a,o,e,i,u,ü】の上
につけておくことを覚えておきましょう。
例:母音が一つの場合はその上につけてOK
もし、母音が複数の場合は、優先する順番があります。
・aがある場合は最優先。aがない場合は、o,eのどちらかにつける
・u,iが出てきたら最後につける
このルールは複雑ですが、基本的な声調記号をつける位置は以上の点を理解しておけばOKです!
しっかりと頭に入れておいてくださいね!
漢字単体で声調練習している
三つ目の原因は、「漢字単体で声調練習をしていること」です。
もし、漢字単体で練習している場合は、非常に効率が悪いのですぐにやめましょう。
逆に効率がいい方法は、漢字一つひとつ練習するのではなく、文章で覚えること。
中国語の二音節の声調の組み合わせは全部で20種類あります。
なので、文章で声調練習した方が圧倒的に時間を節約できますよ。
早くマスターするためにも、今日から二音節で声調の練習を始めましょう!
中国語の声調(各4声)の覚え方をサクッと解説!
ここからは、声調の覚え方をサクッと解説していきますね。
・第一声のコツ
・第二声のコツ
・第三声のコツ
・第四声のコツ
第一声のコツ
第一声では、声を最初から高めに設定しましょう。
抑揚をつけず平行なイメージをしながら発声するといいです。
第二声のコツ
第二声では、声の起点を少し低め、終点を高めに設定しておきましょう。
そこから、上に上げるようにあー⤴️と発音すればOKです!
第三声のコツ
3声は日本人が最も苦手な声調なので注意が必要です。
基本的に単体や文末で終わる場合は、最後に少し上げる感じ。
それ以外は、声を抑えて発音するといいです。
例外として先ほど紹介した声調のルールで三声が二声になることがあるので要注意。
例:你好・很好・可以
第四声のコツ
第四声は声の起点を最初から高めに設定してください。
そこから、勾配が急な坂をイメージして勢いよくあー⤵︎と発声しましょう。
カラスが「あー」という感じですね。
中国語の声調を覚える2つのコツ
続いて、中国語の声調を覚えるコツを紹介していきます。
結論からいうと、以下の2つを意識しておくといいですよ。
・大きく発声する
・音を聞いて同じように再現する
大きく発声する
まず、声調を覚えるのに「声を大きく発声しているか」はとても重要です。
というのも、日本人は普段から周りを気にして大きく声を出しませんよね。
でも、日本語の発音に声調はほぼ存在しないため声が小さくても通じてしまいます。
いっぽう、中国語は最初から声の大きさが高め。
なぜかというと、全ての漢字に声調が存在するので大きくしないと通じにくいからです。
日本で見かける中国人もほとんど声が大きいですよね。
日本語を話すときのように小さいと、声の高低が出ないので声調も身につきません。
なので、中国語を話すときは初めから大きい声を出すことを心がけるといいですよ。
音を聞いて同じように再現する
2つ目は、声調を覚えるときに「音を聞いて同じように再現すること」も効果的です。
繰り返すことで、単語を見たときに瞬時に発声ができてくるからです。
声調の練習をするときは、頭ではなく体で覚えることを意識するのがコツ。
歌を歌うようなイメージで発声すると声調を覚えやすいですよ。
ちなみに、以下のような練習は効率的ではないのでやめてくださいね。
・ただ聞くだけ
・声調記号の暗記に必死になる
以上の二つは、初心者がよくやってしまうんですよね。このような練習をやっていても声調を聞き取れることはほぼ不可能でしょう。
理由は、どちらもアウトプットをしていないからです。
なので、これからは「音を聞いて同じようにマネること」を心がけてくださいね。
声調をマスターできるオススメの練習法
ここからは、実際にぼくが声調をマスターするために使った方法を紹介していきます。
方法は、以下の通り。
・音読をする
・ネイティブと会話練習をする
以上の二つは声調を覚えるのに、効果的なのでぜひ試してください。
音読をする
まず、最初にオススメしたい練習方法は音読。
というのも、文章を音読することで単語単体で練習するよりも効率的だからです。
音読がオススメな点
・文章で出会える単語の数が増える
・聞き取れるようになる
先ほど、漢字単体よりも単語(二音節)で練習する方が声調は覚えやすいとお伝えしました。
しかし、音読は、さらに単語をつなげて文章で読むので、二音節の単語に出会える数がさらに増えるんですよね。
しかも、中国語のリズムが身につき、リスニング力も同時に訓練できるので一石二鳥。
実際に僕も音読を取り入れてから、2週間くらいで声調を迷わずに言えるようになりましたよ。
てっとり早く声調を身に付けたい方は、音読をするのがオススメです!
ネイティブと会話練習をする
二つ目にオススメしたい方法は、ネイティブと会話練習をすることです。
先ほど、音読を紹介しましたがこのトレーニングだけでは、自分の声調を客観的に判断できないのが難点でもあります。
そこで、オススメなツールとしてオンライン会話を使うのがベスト。
というのも、発音や声調を間違えていた場合、ネイティブがすぐに指摘してくれるんですよね。
声調、もっというと発音全体を上達させるためにはネイティブとの会話を通じてやると身に付くスピードが上がります。
音読だと、どうしても一人でやらないといけない練習のため、挫折しやすいですよね。
でも、オンライン会話であれば、
・楽しく会話もできる
・自分の発音のミスにも気づける
・イきた中国語を学べる
というメリットもあるので、やらない手はありません。
ぜひ、音読などの練習と合わせてオンライン会話で楽しく中国語を学んでください。
ちなみに、オンライン会話でオススメなところってどこ?って言われたら「ECCオンライン」をオススメします。
ちなみに現在、ECCオンラインではレッスン体験を無料で受けられます。
無料で受けられるなら、損はしないので気になる方は、この際にぜひレッスンを受けてみてくださいね。
まとめ
今回は、中国語の声調を覚えられない方に向けて覚えられない理由を解説してきました。
⚪︎声調を覚えられない3つの原因
・声調記号を気にしすぎている
・声調のルールを理解していない
・漢字単体で声調練習している
⚪︎中国語の声調を覚えるコツ
・大きく発声する
・音を聞いて同じように再現する
声調は、中国語の発音においてとても重要なので最優先でマスターしておくべきところです。
しかし、声調を覚えられない原因でも紹介した通り、気にしすぎることもかえって逆効果になります。
本記事で解説した三つの原因をしっかり理解した上で、音読などのトレーニングを取り入れてくださいね!
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