※2025年1月18日:記事を最新のものに更新しました!
- いきなり中検3級を受けても大丈夫?
- 3級のレベルってどれくらいなの?
- 3級に一発で合格したいけど、自信がない
今回は、このようなお悩みを解決していきたいと思います。
本記事の内容
- いきなり中検3級でもOK!レベルはそこまで高くない!
- 中検3級に一発で合格できたボクが対策を全公開
- 中検3級に合格した僕が使ったオススメの教材を紹介!
- 中国語検定3級によくある質問
本記事を書いている人


中検3級にも2021年にほぼ9割で合格しています。


いきなり中検3級って不安ですよね?でも安心してください。
結論からいうと、いきなり受けても大丈夫です!
ぼくも、4級を飛ばしていきなり3級から受けて合格しました。
本記事を読めば、「中検3級に一発で合格するために何をすればいいか」がすべてわかります。
ぜひ、参考にしてくださいね!
なお、すぐに勉強法から知りたい方は【こちらから】クリックしてしてくださいね。
いきなり中検3級でもOK!レベルはそこまで高くない!
まず、中検3級に合格するために必要なレベルはそこまで高くありません。
中国語検定が出している指標を見てみましょう。
3 級 | 〇常用語約2,000から 〇日常生活における基本的な問答,比較的長い会話文または文章の聞き取りと内容理解 〇単語・語句のピンイン表記・声調 〇基本的な文法事項及び文法事項を含む単文・複文の組み立て 〇比較的長い文章の内容理解 〇日本語の中国語訳(記述式) |
この表から、基本的な文章の読み書きができることが求められているのがわかりますね。
つまり、3級に合格すれば
・簡単な日常会話が可能
・簡単な中国語の読み書きが可能
・発音・文法の基礎をマスターしている
といったように中国でも最低限生活できる証明になります。
合格率「過去10回分」の平均は40〜50%
次に、中検3級の合格率を見ていきましょう。
開催回 | 合格率 |
第104回 | 52.5% |
第105回 | 46.0% |
第106回 | 39.0% |
第107回 | 49.8% |
第108回 | 47.5% |
第109回 | 49.0% |
第110回 | 43.4% |
第111回 | 48.8% |
第112回 | 44.1% |
第113回 | 45.8% |
大体、平均40〜50%の間が多く受験者の半分近くは合格できていますね。
なので、2人に1人合格できていると考えればそこまで難しくないことがわかると思います。
必要な勉強時間は200〜300時間
結論からいうと、合格するために必要な勉強時間は200時間〜300時間と言われています。



大学で第二外国語を選択した場合に二年以上の学習で習得可能ですよ。
ちなみに毎日、2時間を勉強に費やせば最短で3か月で合格できます!
毎日1時間でも半年から1年程度で合格することが可能です。
中検3級に挑戦していい目安は過去問で4割取れていればOK!
「そこまで難しくない」ってのはわかったけど「まだ不安」って方もいると思います。
そんな時は、過去問を一回解いてみましょう。
そこで4割取れていれば迷わず挑戦することをオススメします。
僕も経験上、受験する2か月前に過去問を解いた時の正答率が大体4割でした。
4割以下の正答率の場合は、まだ発音や文法の基礎ができていない可能性があります。
もう一回、基礎的な学習を終えてから過去問を解き直してみてくださいね。
また、ここまで読んで
「中検3級は自分には難しそう」
と思ったら、HSK3級の受験から始めてみるのがいいです!
「漢語水平考試」の略で中国政府公認の試験
HSK3級で求められることは、中検3級よりも比較的易しめの問題ばかりです。



ボクも、中検3級を受ける2ヶ月前にHSK3級を受験したのでオススメ!
なお、ボクがHSK3級でやった勉強方法は以下の記事で詳しく解説しています。
参考にしてください。


中検3級に一発で合格できたボクが対策を全公開


ここから、僕が中検3級に受かった時にやっていた勉強法を公開していきます。
メインでやったのは以下の3つ。
- 単語を覚える
- 音読する
- 過去問を解く
①単語を覚える


まずは、3級で必要な単語を覚えましょう。
ちなみに、必要な単語数は2000語以上と言われています。
そもそも、単語を覚えないと
・リスニングがわからない
・読解できない。
・作文ができない
って感じですべてのパートで影響されます。
また、筆記の大問1でピンインと声調の知識を問われる問題がいきなり出てきます。





しかも、「配点は20点」とでかいんですよね。
なので、合格したいなら単語をマスターした方がグッと合格に近づけられますよ。
とはいえ、「何を使えばいいの?」って方もいると思います。
そんな方には、「クラウン 中国語単語800」をオススメします。
オススメの単語帳
ボクが、中検3級を受ける前に使った単語帳はこの一冊でしたが十分でした。
具体的にやったことは、これだけ。
・例文の音声をマネて言う
・ヒマな時間に音声を聞き流し
上記のことを2ヶ月続けていけば、中検3級の単語パートは問題なく正解できます!
はやく効率よく覚えたい方なら、迷わずこの一冊を選べばOKです。
ちなみに発音ができないと、いくら聞いても意味を理解できることは100%ないです。
なので、単語を暗記する際は、
・発音ができているか
・ピンインを思い出せるか
・聞いて意味がすぐにわかるか
も合わせてチェックしてください。
上記のことをやるだけで、大問①は全然怖くありませんよ。



中検3級は単語暗記を最優先に対策してくださいね。
なお、単語の暗記が苦手な人は、多読も合わせてやってみるのをオススメします。
多読だけで、単語帳を使ってないのに勝手に単語が頭に入ってきます。(マジです。)
以下の記事で多読について詳しいやり方もまとめているので、こちらも合わせて参考にしてくださいね。


②音読する


つづいて、単語を暗記したら音読をしましょう。(特に、ここがメインです!)
「えー、音読?めんどくさい」って思われたかもですが、科学的にも効果があることがわかっています。
音読をすると「自分の口を使って話したり、言ったことを耳で理解すれば脳のウェルニッケ野が活発になる。」というのが科学的に証明済み。
知覚性言語中枢と呼ばれ、人の言葉を聞いて理解することができる脳の一部です。
簡単にいえば、音読で「中国語脳を作ることができる」と思ってもらってOK!
ボクも、初めて過去問を解いた時、リスニングパートは5割前後しか取れませんでした。
でも、音読を取り入れて2ヶ月後の本番では90点を取れました。


どうしても、リスニングで得点できない方は音読をやるだけでも点数が伸びるのでやってみるといいです。
ちなみに、当時音読で使っていた教材は「はじめよう中国語音読(初級編)」です。
オススメの教材
経験上、音読する時に以下のことに気をつけるとリスニング力が上がりやすいですよ。
・ちゃんと意味を理解してから音読する
・発音ができているか録音してチェックする
なお、以下の記事でも「音読のやり方」について詳しく解説しているので合わせてご覧ください。


③過去問を解く


最後は、過去問を解きましょう。
やっぱり過去問をやるメリットって
・時間配分わかる
・苦手分野がわかる
・試験に慣れる
って感じで一番の対策に最適なんですよね。
とはいえ、過去問を「どう活用すればいいの?」って方もいると思います。
ここから、僕が「どのようにやったのか」をステップ形式で説明していきますね!
過去問を解く
さっそく、過去問を解きましょう。(この時必ず時間を測ることを忘れないように。)
そして、自分が解答を書き込む際に理解度を測るために以下のように印をつけてください。


◯印の意味:完全に理解できる
△印の意味:完全に理解できてはいないがなんとなくわかる
✖️印の意味:全く理解できない



2回目を解く際に同じ間違えがないか確認するので消さないようにしてください!
答え合わせをする
全て解き終えたら一旦答え合わせをしていきます。
終わったら、実際に「自分が間違えた部分」と「印をつけたところ」を照らし合わせましょう。
自分の理解できていないところを分析していきます。
間違えたところを解説を読んでしっかり理解していく
自分が△と✖️印をつけたところを解説を読みながら理解していきましょう。
また、◯印をつけたにもかかわらず不正解だった場合も知識に漏れが無いかしっかり確認しておいてください。
アウトプットして理解を深める
解説を読んで理解できたらアウトプットをして更に理解を深めましょう。
例えば、リスニング問題で間違えたところは音読をするといいです。
ボクの場合、最低でも10回は音読をしました。



2周目で解く時に聞き取れるように何度も練習してくださいね。
一週間後に2回目を解いてみる。
STEP①〜④までを終えたら、一週間後に2回目を解いてください。8割〜9割を取れていればOKです。



このように、過去問6回分を同じようにSTEP①〜⑤を繰り返しやれば試験対策は完了です!
中検3級に合格した僕が使ったオススメの教材を紹介!


ここから、僕が実際に中検3級の対策に使ったオススメの教材を紹介していきます!
ぜひ参考にしてください。
①完全攻略!中検3級 8週間の学習プログラム
この「完全攻略!中検3級 8週間の学習プログラム」は、中検3級で必要な力を8週間で身につけられるように設計されています。
実際、ボクも勉強できる時間が少なかったので、過去問と並行して毎日一課ずつ進めていきました。
この教材をやったことで
・問題の傾向
・自分の苦手な部分
を短期間で知ることができたので、勉強時間がなかなか取れない方にはオススメな教材ですよ!



過去問のサブ教材として使うと効率がいいですよ!
②新ゼロからスタート 中国語文法&文法応用編
文法が完璧ではない人は、「新ゼロからスタート 中国語文法」と「文法応用編」を仕上げましょう。
文法編はこちら
文法応用編はこちら
文法の知識を効率よく身につけたい方は本書を利用してみるのをオススメします。
実際に、ボクも5周以上回していてインプットとアウトプットを同時にできる数少ない文法書です。
ちなみにこの2冊をマスターすれば、中検3級の読解は余裕で読めますよ!ぜひ、利用してくださいね。
中国語検定3級に関するよくある質問


ここでは、中検3級を受ける方からよくある質問をまとめました。
まとめ:3級に受かりたかったら過去問を解きまくろう!
今回は、「いきなり中検3級を受けても大丈夫なのか?」というところを掘り下げていきました。
ざっくり、まとめると
本記事の要約
- いきなり中検3級に挑戦してもOK!
- 受験していい目安は、2ヶ月前に過去問で4割前後取れていたらOK!
- 中検3級に一発で合格できたボクが対策を全公開
- ①単語を覚える
- ②音読する
- ③過去問を解きまくる
- 中検3級に合格した僕が使ったオススメの教材を紹介!
- 完全攻略!中検3級 8週間の学習プログラム
- 新ゼロからスタート 中国語文法&文法応用編
中検3級に合格するために、小手先のテクニックはほとんど必要ありません。
受かるための一番の近道は、3級レベルの文法と単語を身につけて過去問を多く解くことです。
とはいえ、先ほども言ったように過去問を解いて4割以下なら基礎的な発音や文法ができていない可能性があります。
その際は、根本的な学習方法の改善をしないと、中検3級に受かるのが難しくなります。
以下の記事では、ボクが初級から上級になるまでにやった必要な勉強法をステップ形式で解説しています。


ぜひ、この記事を参考にして自分の勉強法の改善に役立ててくださいね!
以上、本記事がみなさんの参考になれば幸いです。
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