ピンインをどうしても覚えられないなぁ
今回は、こんなお悩みを解決していきたいと思います。
・ピンインをどうしても覚えられない
・効率的な3つの覚え方
・ピンインを覚える時のコツは?
本記事を書いた人
漢字を読むためにピンインを覚えなければいけないことがありますが、読み方が難しすぎて挫折しそうになりますよね。
僕も昔はそうでした。。。
しかし、ピンインの習得は中国語を正しく発音するためには避けては通れない道。
そこで、本記事を読めばピンインを効率的に覚えられる方法と覚えられない原因を知ることができます。
ぜひ本記事を参考にピンインを覚えて、中国語の発音上達に役立ててくださいね!
ピンインを覚えられない人の特徴
そもそも、なぜ多くの人がピンインでつまずいてしまうのでしょうか?
結論からいうと覚えられない人に共通する点は3つあります。
・そもそも発音学習が不十分
・ピンインを書いて練習している
・勉強時間がそもそも足りない
①そもそも発音学習が不十分
まず、ピンインを覚えられない人は発音学習が不十分であることが考えられます。
よく考えればわかることですが、ピンインを先に理解できていないと漢字を読むことは不可能です。
発音をマスターしている人は音声を聞いたら脳内で瞬時にピンインが浮かぶので、迷うことはありません。
音とそのピンインがリンクする感じですね。
ほとんど多くの人はYouTubeやテキストから発音学習を始めるはずです。
その段階で正しい学習法を実践し基本的なポイントを押さえてしまえばピンインは自然に覚えることができます。
しかし、似たような発音の違いが分からないのであれば、ピンインの理解が100%伴っていないので発音することはほぼ不可能です。
そのような場合、暗記よりもピンインをどう発音するのかを重視した方が間違いありません。
もう一度、自分の発音に問題がないかチェックしてみましょう。
②ピンインを書いて覚える
結論からいうとこれもかなり非効率な学習法なのでオススメしません。
でも、書けば覚えられるってどこかで聞いたような。。。
確かに、書いて覚えること自体は悪くありません。
しかし、ほとんどの人は書くことに意識が向きすぎて音声を聞いた時に正しいピンインが頭に浮かんでくることはないはずです。
例えば、日本人なら中・高合わせて英語を6年間学びますよね?
しかし、授業では「読むことと書くことばかり」やらされてリスニングが苦手な人は多いです。
英語のネイティブスピーカーが話した単語のスペルを間違えずに書けるか?と言われたら難しいですよね。
何年も費やして書けないし聞けない日本人が多いのは、学校の英語教育がいかに非効率であったかがわかると思います。
中国語も同じようにひたすら書いて頭に定着させるよりも、自分の口で発音をすることに意識を向けた方が何倍もピンインを覚えるのは楽になります。
今日から自分の口でアウトプットをする比率を徐々に上げていきましょう。具体的な方法は後ほど!
勉強時間がそもそも足りない
中国語の学習で成果を出すためには、基本的な項目「ピンイン・声調」をいかに早く終わらせるかが重要です。
しかし、何も計画を立てずにダラダラと学習をしていると時が経つにつれて飽きが出てきます。
しかも、中国語の学習で「ピンイン・声調」は一番つまらない上に、適当に見過ごすと挫折しやすいパートです。
一日に当てられる学習時間が短いと忘れやすくなるのは当然と言えます。
中国語は短期決戦だと思って、適切な学習計画に沿って早めに発音学習を終わらせることが肝心です。
とはいえ、
自分の発音に自信がないなぁ。。
という方は、以下の記事も合わせて参考にしてみてください!
発音を上達したい方向けの記事
効率的な2つの覚え方
続いて、誰でも今日から使えるピンインの効率的な覚え方を紹介していきます。
・口と耳を使って覚える
・アプリで覚える
①口と耳を使って覚える
ピンインを覚えるには中国語の音をしっかり聞いてアウトプットすることが大事。
ピンインはあくまで上手く発音をするための補助的な立ち位置なので覚えることにエネルギーを使うのは効率が悪いです。
自分の口と耳を使って中国語の発音に慣れることで自然と覚えていきます。
いや、でも具体的にどうすればいいか分からないよ!
でも具体的にどうすればいいか分からないんだけど。。。
と思う方もいると思います。
そんな方は、「音読」をしてみましょう。
中国語を声に出して読むことで「語順・リズム・発音」を身につけることができます。
僕たちの脳内はデフォルトが日本語設定なので、いかに中国語脳に切り替えるかが大事です。
そのため、時間をかけて音読を続けることができれば反射的に口から中国語が出てくるようになります。
音読を入門するのに最適なテキスト
②アプリで覚える
音読は少し、ハードルが高すぎるなぁ。。。
そんな方は、ピンイン練習に特化したアプリ「中国語耳ゲー」を使ってみましょう。
中国語耳ゲーのオススメな点
自分も、発音練習によく使うアプリですが2択〜4択で問題が用意されているため耳を鍛えるのに非常に効率的です。
聞き分けるのが難しい発音「in / ing」、「めri / li」等の問題がそろっているので、ピンインを練習したい人は挑戦してみることをオススメします。
僕も苦手な発音を聞き取れるまで、何度も練習しました!
ピンインを覚える時のコツは?
方法をお伝えしたところで、続いて覚える時のコツを紹介していきますね。
・カタカナ読みに気をつけよう
・四声と一緒に覚えよう
・完璧に覚えようとしなくていい
①カタカナ読みに気をつけよう
中国語で自分の言いたいことを表現するためにはカタカナ読みにならないように気をつけないといけません。
中国語では日本語で言わないような音が多くて覚えるのに苦労しますよね。特に日本人が気をつけるべき発音は以下の通りです。
日本人が苦手な音一覧
✔︎有気音「pa」と無気音「ba」
✔︎「f」と「h」
✔︎そり舌音「shi・zhi・chi・ri」
✔︎単母音「e・u・ü・iou・uei・uen」 前鼻音「n」
✔︎後鼻音「ng」
僕の場合、全ての発音を完璧に言えるまで一ヶ月はかかったと思います。
自分の発音をネイティブの母親に聞いてもらったりしましたが、その度に間違いを指摘されました。
自分では、発音できると思っていてもネイティブが聞くと間違っていることが多いので正しい音を聞いてできるようになるまで反復練習が必要です。
特に以下のポイントを意識すると上達する速度が上がるので実践してみてくださいね。
上達のポイント
②四声と一緒に覚えよう
以上の方法を試すと同時に試して欲しいことがあります。
それは、四声も合わせて覚えること。
簡単にいうと、音の高低のこと。同じ発音でも音程が違うだけで意味が異なるので注意が必要。
発音単体だけを覚えたとしても、中国語は通じません。そのさいに必要なのが四声の練習も一緒にしていくことです。
具体的な方法は、上記で紹介したアプリ「中国語耳ゲー」の中にある「音節表」を使って練習するといいですよ。
最初は、あまり慣れませんが一週間もあれば四声の識別は簡単にできるようになるので継続してみてください。
四声をマスターする際の注意点
③完璧に覚えようとしなくていい!
残る最後のコツは、完璧に覚えないでください!
「えっ?」って思いますよね。
でも、ほんとに覚える努力をしなくても大丈夫です。
実は、中国人でピンインを書けない人は意外と多いです。僕の母親も中国人ですがピンインを書けません。
このピンインはどう読むの?って聞いたら分からないと真顔で言われたことは何回もあります笑
彼らにとって、ピンインは補佐的な役割としてしかみていません。重視しているのは、中国語の「音」です。
実際、僕も中国語を読む時はピンインを一々確認しながら読んでいるわけではありません。
読めない漢字があればチェックする程度です。
なので、ピンインを覚えようと頑張るよりも漢字を正確に読むためのツールとして使うくらいに留めておくくらいでちょうどいいですよ。
まとめ:ピンインではなく発音練習をたくさんするべし!
本記事では、ピンインを覚えられない場合の解決法とコツを解説してきました。
本記事の要約
✔︎ピンインを覚えられない人の特徴
⚪︎そもそも発音学習が不十分
⚪︎ピンインを書いて覚える
⚪︎勉強時間がそもそも足りない
✔︎効率的な2つの覚え方
⚪︎口と耳を使って覚える
⚪︎アプリで覚える
✔︎ピンインを覚える時のコツは?
⚪︎カタカナ読みに気をつけよう
⚪︎四声と一緒に覚えよう
⚪︎完璧に覚えようとしなくていい
ネイティブは漢字を見れば瞬時に音が浮かぶためピンインをそこまで重視しません。
なので、ピンインを覚えたいのなら発音をまずはマスターしましょう。スポーツ選手のように自然に体が反応できればピンインは副次的に覚えていくことができますよ!
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