中国語の日常会話レベルってどれくらい?最短で上達する勉強法も3ステップで紹介!

中国語の日常会話レベルってどれくらい?

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・日常会話のレベルがどれくらいなのかなぁ?
・日常会話レベルに到達するまでの期間を知りたい!
・会話を上達させるための勉強法を知りたい!


今回は、こんな疑問を解消していきたいと思います。

本記事の内容

  • 日常会話レベルってどれくらい?
  • 日常会話ができるまでに最低でも一年!
  • 最短一年で日常会話のレベルを上達させる勉強法

本記事を書いている人



中国語の勉強を始めたけど、どれくらいで日常会話ができるっていえるレベルなんだろう?

ボクも日常会話の練習を始めた時にどれくらい勉強すればいいか思い悩んでいました。

実際に、日常会話できるまでのロードマップを知らないと不安になってしまう気持ちイタイほどよくわかります。

そこで、本記事を読めば

・日常会話に到達できる時間

・日常会話のレベルがどれくらいか?

・会話を上達させる勉強法

を知ることができます。

ぜひ、本記事を参考にして日常会話レベルの中国語を身につけてくださいね!

目次

日常会話レベルってどれくらい?

そもそも日常会話のレベルってどれくらい?

このような疑問を持っている方はたくさんいます。結論、「日常会話レベルは各人それぞれの考えによって違う」です。

なぜなら日常会話といっても、定義が広すぎるからです。ただ、大まかに分けるとしたら3つあります。

・初級レベル(中検4級〜3級)

・中級レベル(中検3級〜2級)

・上級レベル(中検準1級〜1級)

日常会話初級レベル【中検4級〜3級】

日常会話で必要とされる初級レベルはそこまで高くありません。

なぜなら、一般的な初級レベルでできることは限定的で覚えることが少ないからです。

初級レベルでできること

・あいさつ

・自己紹介

・買い物

・注文 etc

初級レベルは大学で第二言語として学んで1年〜2年以上を費やせば習得できます。

極端にいえば、「少し話せればOKだよ」という人であれば初級レベルを目指せば問題はないです。

ただ、中身が伴わない内容が多くなりがちで、ネイティブと仲良くなりたい人にとっては少しモノ足りないと感じてしまいます。

初級レベルに到達するために必要なこと

・100時間から300時間の学習時間

・覚えるべき単語数は、1000語〜2000語程度

日常会話中級レベル【中検3級〜2級】

続いて、中級レベルですが初級と違って会話レベルも上がります。

結論からいうと、一般的に話せるレベルというのがこの中級レベルで達成可能です。


中級レベルでできること

・ビジネスで交渉を行える

・日常会話を行える


実際にホームページで中検2級の要項をのぞいてみると、

実務能力の基礎づくり完成の保証

複文を含むやや高度な中国語の文章を読み、3級程度の文章を書くことができること。

日常的な話題での会話が行えること。

中国語検定協会のHP



「日常的な話題での会話が行えること。」とバッチリ書かれていますね。

なので、一般的に話せるレベルであれば「中検2級レベルの実力を目指す」のがいいと思います。

中検2級レベルを目指せばいいだけなので、資格に興味がないヒトは受験しなくてもOKです!

中級レベルに到達するために必要なこと

・300時間〜600時間の学習時間

・覚えるべき単語数は3000〜5000語

日常会話上級レベル【中検準1級〜1級】


上級レベルまでいくと、高度な中国語を使うことができるので日常会話を超えてあらゆる話題にも対応可能です。

上級レベルでできること

・公演やフォーラムなどで話せる

・翻訳や通訳を行える


金融や社会情勢といったムズカシイ話題を話したいと考えているのであれば、上級レベルに到達することが一つの目安といえます。


しかし、日常的な会話で必要とされている範囲を超えてしまっているため、継続的に勉強できないとこの上級レベルに到達するのは難しいです。

そのため、中級レベルに達しても「ぜんぜんモノ足りない!」という方が、最終的に目指す分にはいいですが初級からめざすと相当の覚悟が必要になります。

上級レベルに到達するために必要なこと

・覚えるべき単語数5000語以上

​・最低でも2年以上の期間


日常会話のレベルを区分けしてみると初級ではモノたりないし、上級ではハードルが高すぎますよね。

そう考えると最初に中級レベルを目指すのが多くの人にとってちょうどイイのでは?と個人的に思います。

日常会話ができるまでに最低でも一年!

とはいえ、「中級レベルまでどれくらいかかるの?」こんな疑問をもつ方もいると思います。結論からいえば、最低でも約1年は必要です。


理由は、中級レベルの実力を身につけるためには最低でも600〜700時間をかけないといけないからです。


先ほど、中検2級に合格できる実力があれば日常会話はできるとお話ししました。そして、この中検2級レベルに到達するためには、およそ600時間以上が必要だといわれています。

こうき

この600〜700時間は、根拠もなく言っているのではなく中検2級に合格するためにボクが費やしてきた時間でもあります。

記録時間の一部



例えば、以下のようなスケジュールでシミュレーションしてみましょう。

1ヶ月:50時間=平日:1時間30分+休日:2時間

1ヶ月50時間×12=600時間



上記のスケジュール通り、勉強をこなせれば合格レベルまで最短一年(600時間)で身につけられます。


実際に中検2級を保有している僕も、日常会話ができるようになったのが一年を超えたあたりでした。



短期間でマスターしたい方にとって一年は長すぎますよね。

しかし、ちまたで言われるような一週間で話せる魔法はないのでコツコツつみ上げていくしかありません。

最短一年で日常会話のレベルを上達させる勉強法【3ステップ形式】

では、次にどのような勉強法が効果的か3ステップでお伝えしていきますね。

①発音をマスターする(2ヶ月)

②基礎的な文法と単語を学ぶ(3ヶ月)

③会話用教材でスピーキング練習する

ステップ①:発音をマスターしよう(2ヶ月)

まず、初心者の方は2ヶ月で発音をマスターしましょう!

なぜなら、中国語の発音をマスターしないとネイティブと会話した時にぜんぜん通じないことがあるからです。

特に発音の分野では以下の二つを徹底していきましょう。

・4声

・ピンイン

①4声

「4声」とは、簡単に言えば音の高低を表している名称です。


中国語の音が日本語よりもアクセントが強いのはこの4つの声調があるからです。

4声の一覧



例えば、以下の二つの音を聴きくらべてみてください。



1つめの「han」のアクセントは上にあがっています。



一方、2つめはアクセントが下にさがっていますね。

汉语と韩语の発音の違い
汉语と韩语の発音の違い




このように中国語には同じ発音なのにアクセントが違うだけで異なる漢字がたくさん存在します。


こうき

今のは、一例ですが中国語の発音をマスターするには4声はマストなので必ず覚えておきましょう!

②ピンイン

続いて、覚えるのは「ピンイン」です。



「ピンイン」とは、漢字をどう読めばいいのかを教えてくれる「ふりがな」みたいなモノ。

基本的にローマ字で表記されています。

例)コップ:杯子(Bēi zi)



とりわけ、発音教材などを使ってピンインの読み方を覚えることができれば中国語の発音はマスターしたといっても過言ではありません。


なので、ピンイン学習を短期間で終わらせることで後の学習がとても楽になるのでさっさと終わらせてしまいましょう!

なお、ピンインの覚え方は「【ピンインを覚えられない人必見】中国語初心者が試すべき効率的な覚え方とコツを解説」で説明しているので参考にしてください!

ステップ②:基礎的な文法と単語を覚えよう(3ヶ月)

発音学習を終えたら、次に覚えるべきことは以下の2つです。

・基礎文法

・単語(1000語〜)

基礎文法を覚える

日常会話が上手くなりたいなら、文法はとても重要です。


発音が完璧でも言っている言葉の文型がぐちゃぐちゃだと、何を言っているのか伝わりません。


しかし、中国語の文法はルールが明確で語順が必ず決まっています。
そのため、比較的カンタンに覚えやすいのでそこまで心配する必要はありません。

こうき

薄い文法用の参考書を一冊やっておけば基礎は身につけることができますよ!

基礎からはじめるオススメの文法書

単語を覚える

つぎに文法と並行してやるべきことは、単語を覚えていくことです。


ただ、日常会話「中検2級レベル」に必要な単語数は3000〜5000語と言われています。


そのため、いきなり初級レベルの方がそんなたくさんの単語を一度に覚えることはムリなのでまずは「1000語」覚えるのを目標にしましょう!


1000語と言っても、日本語と同じような意味の漢字があるので実質的には少なく感じると思いますよ。

基礎からはじめるオススメの単語集

ステップ③:会話用教材でスピーキング練習しよう

ステップ①と②を終えたら、いよいよ会話用教材でスピーキング練習を始めます。


主にやることは、以下の通りです。

・瞬間作文



瞬間作文とは、カンタンな文を瞬時に中国語に訳して発話する練習のことです。

例)私は、日本人です。→  我是日本人



上記の練習を続けることで、徐々に中国語脳になっていき瞬時に中国語を言うことができるようになります。


実際に、ぼくも瞬間作文のおかげで話すことが苦ではなくなり言いたいこともほとんど言えるようになりました。

ぼくが使った瞬間作文でオススメな教材

作文上達のコツ

一つの文に20秒以上かけないようにすることをオススメします。

10秒かけても中国語が頭に浮かんでこなければすぐに訳を見てしまっても構いません。

とにかくスピード感を意識して中国語を口にすることで徐々に慣れていきます。

まとめ:日常会話のハードルはそこまで難しくない!

本記事では、「中国語の日常会話レベルがどれくらいなのか?」について解説してきました。

本記事の内容

⚪︎日常会話レベルってどれくらい?

・日常会話初級レベル【中検4級〜3級】

・日常会話中級レベル【中検3級〜2級】

・日常会話上級レベル【中検準1級〜1級】


⚪︎日常会話ができるまでに最低でも一年!


⚪︎最短一年で日常会話のレベルを上達させる勉強法(3ステップ)

・発音をマスターしよう

・基礎的な文法と単語を覚えよう

・会話用教材でスピーキング練習しよう



日常会話の定義はとても広いので、人それぞれ目指すべきレベルも当然異なります。

しかし、一般的な日常会話レベルを習得できるようになればいいなら中検2級相当のレベルでも問題ありません。

目標がない方は、とりあえず中級レベルを目標にしてみてもいいかもしれません!

なお、「もっと会話を上達させたいよ」という方は、オンラインレッスンで実践練習をたくさんすることをオススメします。

詳しくは、「オススメのオンライン中国語3社徹底比較!講座選びで失敗しないためのコツも紹介」の方で解説しているので参考にしてください。


中国語の日常会話レベルってどれくらい?

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この記事を書いた人

こうき  
母親が中国の上海人だが、幼少期から日本語オンリーで育ったため中国語が全くわからず親戚から中国語喋れないダサいハーフと思われて一年発起。

2020年5月中国語学習開始

2020年9月HSK3級取得

2021年3月中国語検定3級取得

3級取得後2022年夏まで中国語熱が冷め、勉強時間ゼロで一度挫折

このままでは、まずいと思い2022年9月学習再開

2023年2月 HSK5級220点取得

2023年4月 中国語検定2級 合格

HSK6級受験予定←今ここ

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