【完全網羅】中国語学習でシャドーイングがオススメな理由4選!やり方から教材も紹介

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シャドーイングのオススメなやり方を知りたい!

なぜシャドーイングがオススメなの?

オススメの教材・YouTubeとかないかな?


今回は、こんなお悩みを解決していきます!

本記事の内容

・シャドーイングとは?

・シャドーイングをオススメできる4つの理由

・シャドーイングのオススメなやり方を解説

・【初級〜中級レベル】シャドーイングにオススメのYouTubetチャンネル

・シャドーイングにおすすめの教材

本記事を書いた人



中国語で「話す」、「聞く」能力を伸ばしたい!。

以前の僕もこのような悩みを抱えていました。きっとこの記事を読んでいる方もそんな悩みを抱えているはず。

そこで、オススメできるのがシャドーイングです。

本記事では、シャドーイングがオススメな理由とともに、正しいやり方、オススメのYouTube・教材などを余すことなく解説しています。

本記事を参考に、たくさんシャドーイングをして「聞く」、「話す」能力を鍛えてくださいね。

目次

シャドーイングとは?

シャドーイングとは、中国語の音を聞きながら少し遅れて同じように繰り返す練習法のこと。

非常に集中力が必要なトレーニングですが、さまざまなメリットがあるため中国語を習得するなら試しておくべきトレーニングの一つです。

ただ、シャドーイングは、

中国語を聞きながら→同時に発音をする

という高負荷のトレーニングなので、初級から始める人にとっては難しいです。

ただ、重要なポイントとコツがわかれば初級からでもシャドーイングすることができます。

次章で、シャドーイングを繰り返すことで身につけられるメリットが4つあるので具体的に説明していきますね。

シャドーイングをオススメできる4つの理由

ぼくがシャドーイングをオススメできる理由は以下の通り。

①発音やイントネーションが身につく

②リスニング力が向上する

③スピーキング力が向上する

④中国語が早く読める

詳しく見ていきましょう!

①発音やイントネーションが身につく

1つ目は、発音やイントネーションが自然と身につきます。

なぜかというと、中国語を聞いて同じようにマネる練習をくり返すことで、文中の区切りのタイミングを適切に理解できるから。

そのため、切れ目が悪いところで区切ることが減るので自然と正しい中国語のイントネーションを身につけることができます。

KOHKI

特に、初級の方が中国語を読むとポツポツと変なところで区切ることが多いです。
ただ、このような点は、シャドーイングを取り入れることで解決されることがありますよ。

なので、ネイティブのような自然な中国語を話したい方は積極的にシャドーイングを取り入れていきましょう。

②リスニング力が向上

2つ目は、リスニング力がアップします。

なぜかというと、中国語音声を同じようにマネするためにはしっかり聞き取りができないといけないからです。

これは文章を見るときは視覚に頼ってしまいますが、シャドーイングするときは音だけが頼り。
そのため、耳が必死で音に喰らいつくように集中するのでリスニング力が向上します。

さらに、シャドーイングを続けることで脳内に「聞いてわかる中国語の音」が蓄積されます。

つまり、一回聞いた中国語は日を置いても簡単に聞き取ることが可能です。

③スピーキング力が向上

3つ目は、スピーキング力が向上します。

なぜかというと、シャドーイングする際に文型・語順が正しい中国語を発するので間違いのある中国語を話すことがなくなるから。

そのため、中国語の語順をそのまま脳内に取り込めるので、瞬時に正しい中国語を言える体質が出来上がります。

中国語は必ず語順が決まっているので、たくさんの正しい中国語を口から発する練習をしないと正しい語順で言うことはかなり難しいでしょう。

そこで、シャドーイングを日々のトレーニングに組み込むことができれば正しい語順のままにインプットできます。

つまり、話す際にも「語順がわからない」という問題をクリアすることができるんです。

④文法・単語を覚えられる

4つ目は文法・単語を覚えることができます。

なぜかと言うと、シャドーイングはインプット→アウトプットを繰り返すので、インプットしたものがスッと頭に定着しやすくなるから。

単語や表現は、見るだけでは覚えられないので、自分の口で言うトレーニングをしない限りは定着が見込めません。

そのため、分からないことが出てきたら

調べる→言う

という工程を繰り返すことで不足していた知識を頭の中に効率よく取り込んでいくことができます。

KOHKI

特に文法や単語をなかなか覚えられない人は、シャドーイングをしてみましょう。アウトプットすることで覚えやすくなりますよ!


以上、シャドーイングをやるべき4つの理由でした。

このようにメリットがたくさんありますが、実はシャドーイングをやってはいけない人がいます。次の章で詳しく説明していきます。

中国語のシャドーイング練習をやってはいけない人

散々メリットを紹介してきましたが、以下に該当する人はまだシャドーイングをやらないでください。

・ピンインを言えない

・4声の区別がついていない

ピンインを完璧に言えない

ピンインを言えない人は、シャドーイングの練習はまだ早いと言えます。

なぜかというと、間違った発音のままシャドーイングをしても効果がないだけでなく、変なクセがついてしまうから。

中国語学習は発音が一番重要です。

発音を理解しないまま、テクニックやコツをマスターしても中国語は絶対に上達はしません。

ピンインを完璧に言えない人は、マスターしてからシャドーイングすることをオススメします。

KOHKI

特に、発音学習で挫折するのは、ピンインを読むのが難しいから。自己流でやると発音に変なクセがつきやすいです。

ピンインに苦手意識がある方は、「【ピンインを覚えられない人必見】中国語初心者が試すべき効率的な覚え方とコツを解説」の記事で詳しくピンインの覚えかたを解説しています。

ぜひ参考にしてピンインをマスターしてください。

四声の区別がついていない

次に、4声の区別がついていない人もシャドーイングはまだ早いです。

なぜかというとピンインは発音できても声調記号を読めないなら中国語を読めていないも同然だから。

声調記号とは?

ピンインの上についている符号のこと。(以下の画像では、下の矢印のこと)

4声の説明


「この字は第1声で、あれは第4声で」と頭で考えている状態が続いているなら声調を理解できているとは言えません。

というのも声調は、頭で考えるものではなく感覚的にわかるという状態が望ましいからです。

シャドーイングで、一々声調のチェックをしていては非効率。

まだマスターしていない人は早めに終わらせてしまいましょう。

なお、発音をマスターするための方法を「中国語の発音が通じない理由はこの3つ!流暢に話すためにすぐ試せる矯正法も紹介」でも詳しく解説しています。

まだ4声が不安な方は、以上の記事も参考にしてくださいね。

シャドーイングのオススメなやり方を解説

では、続いてピンインと4声ができている前提で、シャドーイングのやり方を解説していきます。

やることは、以下の通りです。

ステップ①:音声をきく

ステップ②:音源の文章を100%理解する

ステップ③:音を聞きながら音読10回

ステップ④:シャドーイング

ステップ①:音声をきく

まずは、音声を聞いていきましょう。

ポイントは、「これ以上聞き取れない」というくらいまで音声をきくこと。

なぜかというと、途中で音声を聞いてしまうと聞き取りができなかった部分を確認することができないからです。

なので、自分のリスニングレベルを確認するためにもとにかく音声を聞いてください。

この時点で「聞き取れなくて、自分はだめだ」と落ち込まなくてOK。

KOHKI

いくら聞いても分からないところは、シャドーイングを繰り返すことで聞き取れるようになります。

ステップ②:音源の文章を100%理解する

ステップ①が終わったら、次は、スクリプト(文章)を読んで理解する段階です。

このステップで具体的に確認することは以下の通り。

・分からない単語

・フレーズや文法

・発音

シャドーイングでは、スクリプト(文章)を完璧に理解できていることが必須。

単語だけわかっていても構造・語順をしっかり理解していなければ効果がないからです。

とにかく、分からないところは辞書やスマホで調べたりして文章の理解度が100パーセントになるまで精読をしてください。

ステップ③:音を聞きながら音読10回

ステップ②を終えたら、シャドーイングの準備として音読をしていきましょう。

この時に音を聞きながら、一秒遅れで音読することで文章を読むことと聞くことを同時に鍛えることができます。

音読する時に注意するポイント

・音声を同じように真似する

・発音やイントネーションを音声に寄せる

・イメージしながら読む

音読は、どうしても上の空で読んでしまいがちなので以上の点をしっかり注意してください。

ステップ④:シャドーイング

ステップ④を終えたら、いよいよシャドーイングをしていきます。

シャドーイングでも音読と同じように

・音声を同じように真似する

・発音やイントネーションを音声に寄せる

・イメージしながら読む

を意識しながら1秒遅れで発声してきましょう。

もし全然できない場合は、文章を見ながらやってもOK。

慣れたら、もう一回文章を見ずにシャドーイングに挑戦しましょう。

KOHKI

何度もこのステップを繰り返すことで、シャドーイングに徐々に慣れていきますよ!

シャドーイングで注意すべき3つのこと

ここでシャドーイングをやる前に注意しておいてほしいことがあります。

以下の3つはシャドーイングをする際はやらないようにしてください。

・暗記をする

・長時間続ける

・自分のレベルより難しい教材を使う

暗記をする

一つ目は、シャドーイングをする際は、暗記をしようとしてはいけません。

なぜなら、「聞き取った音を言う」というプロセスが踏めないからです。

シャドーイングでは、以下の条件が前提のトレーニング方法。

音声を聞く→言う

しかし、暗記をしてしまうとこのプロセスが、

知っている→言う

と、次に何を言うかをすでに知っていながら発声してしまいます。

これでは、シャドーイングではなく形だけやっているようなもの。

なので、必ず

音声を聞く→言う

という上記のプロセスを常に意識するようにしてシャドーイングをしてください。

長時間続ける

次に注意すべきことは、長時間やらないようにしてください。

シャドーイングは、非常に集中力が必要なトレーニングです。

しかし、シャドーイングには効果があるからといって長時間ずっとやってしまう方も。

確かに、シャドーイングはやればやるだけ効果は出ますが長時間やってしまうと集中力は持ちません。

なので、シャドーイングをやる際は以下のように制限を決めてやると効果的です。

・15回だけシャドーイングをやる

・10分だけシャドーイングをやる

そうすることによって、メリハリをつけることができるので集中力も持続しやすくなります。

自分のレベルより難しい教材を使う

最後に注意すべきことは、自分のレベルより難しい教材を使わないようにしてください。

なぜかというと、「挫折するから」です。

そもそも、シャドーイングは負荷が高いトレーニング。

そのため、難しい教材を使うと「文の構造」や「単語レベル」が高すぎて音声についていくこと自体が無理ゲーになってしまいます。

なので、最初は

・自分のレベルよりも一段低いレベル

・自分と同じくらいのレベル

のどちらかをえらべば問題ありません。

いきなり、一文が長い教材を使ってしまうと情報が多すぎるため頭が追いつかなくなってしまいます。

なので、初めてシャドーイングをやる人は一文が10語くらいの長さで構成されているような教材から始めるといいですよ。

【初級〜中級レベル】シャドーイングにオススメのYouTubeチャンネル

YouTubeには、シャドーイングに向いているたくさんの良いコンテンツがあります。

ここから僕がオススメするシャドーイングに最適なYouTubeチャンネルを紹介していきますね。

ケンドラ・ランゲージ・スクール

まず、一つ目は「ケンドラ・ランゲージ・スクール」

シャドーイングするのに最適な動画がたくさんあります。

中国語→中国語→日本語

の順に音声が流れるので、家でも運動中でも場面を選ばずにシャドーイング練習が可能です。

シャドーイングだけでなくフレーズや日常表現を聞き流しできる動画もあるので、このチャンネル一つで、いろんな使い方ができるのが特徴的。

KOHKI

このチャンネルの動画を繰り返しシャドーイングすれば、徐々に基本的なことは聞き取れるようになりますよ。

毎日中国語の聞き流し

次にオススメするのは、「毎日中国語の聞き流し」

こちらのチャンネルでは、いろんな場面でよく使われる中国語フレーズの動画がたくさんあります。

例えば、

・HSKの単語

・ホテルで使うフレーズ

・現地のカフェで使えるフレーズ

・最初にネイティブが覚えるフレーズ etc

と実用的な中国語がほぼ網羅されていますよ!

特に動画に出てくる女性の中国語は、とてもキレイな発音なので聞き取りやすいです。

動画のフレーズをシャドーイングすることで、現地のネイティブが話していることを徐々に聞き取れるようになりますよ!

シャドーイングにおすすめの教材


では、次にシャドーイングにオススメな教材を紹介していきます。

僕がオススメするのは以下の2つ

・はじめよう音読中国語

・通訳メソッドを応用した中国語短文会話800

①はじめよう中国語音読 初級編

まず、紹介するのは「はじめよう中国語音読 初級編」。

この教材は、ちょうどいい長さの文章がたくさんあるのでシャドーイングに適しています。

オススメな点

・発音の注意点を説明してくれる

・基本語彙(800語)を習得できる

・音声にポーズがついているためシャドーイングに最適

内容も自己紹介〜中国語の文化までと豊富。

以前の僕は、中国語を聞くのが苦手でしたが、この教材のおかげでリスニングに対する苦手意識がなくなりました。

中国語を聞き取るのに苦手意識を持っている方には、使ってみるのをオススメします。

なお、「【聞き取れない人必見】リスニング力爆上げ必至「はじめよう中国語音読」を使った結果」の記事で、レビューもしているので合わせて参考にしてくださいね。

②通訳メソッドを応用した中国語短文会話800

次に紹介するのは、「通訳メソッドを応用した中国語短文会話800」

主に日常会話の短文が収録されているため、実用的な中国語を身に付けるのに最適。

オススメな点

・基本的な短文会話が網羅されている

・詳しい練習法が解説されている

・フレーズが豊富

音声を聞くとわかりますが、他の教材と比べるとスピードがメチャクチャ速いです。

個人的に、現地の人が話すのと変わらないぐらいのスピード。

でも、この速度でシャドーイングについていくことができれば以下のことができるようになります。

・瞬時に口から中国語を言える

・ネイティブの話すスピードについていける

僕がオンラインレッスンでもついていけるようになったのは、この教材のスピードで何度もシャドーイングを繰り返したからです。

KOHKI

なかなかネイティブの話すスピードについていけない方は、使ってみることをオススメします!

まとめ:シャドーイングを日々のトレーニングに組み込もう

今回は、シャドーイングがオススメな理由からやり方まで解説してきました。

おさらいですがシャドーイングがオススメな理由は、以下の4つでした。

・イントネーションが身につく

・リスニング力が向上する

・スピーキング力が向上する

・文法・単語を覚えられる

総合的な中国語スキルを身につけるのに「インプット」も必要ですが、アウトプットも必要です。

そのために、最適なトレーニングの一つが「シャドーイング」。

覚える→すぐにアウトプットする

このサイクルを何度も繰り返していけば上達が早くなります。

今日からシャドーイングを日々のトレーニングに組み込んでくださいね!

また、シャドーイングの練習も並行しながらネイティブと話すことで「話す」、「聞く」能力も高まります。

シャドーイングで耳を鍛えたら、実際にネイティブと会話をしてどんどん中国語を鍛えていきましょう!

オススメのオンライン中国語3社徹底比較!講座選びで失敗しないためのコツも紹介」の記事で、詳しくオンラインレッスンについても解説しているので参考にしてくださいね。


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この記事を書いた人

こうき  
母親が中国の上海人だが、幼少期から日本語オンリーで育ったため中国語が全くわからず親戚から中国語喋れないダサいハーフと思われて一年発起。

2020年5月中国語学習開始

2020年9月HSK3級取得

2021年3月中国語検定3級取得

3級取得後2022年夏まで中国語熱が冷め、勉強時間ゼロで一度挫折

このままでは、まずいと思い2022年9月学習再開

2023年2月 HSK5級220点取得

2023年4月 中国語検定2級 合格

HSK6級受験予定←今ここ

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