中国語の勉強におすすめの本9選!初心者が教材選びで失敗しないポイントも解説!

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・中国語学習におすすめの本を知りたい!

・教材選びで失敗したくない!

今回は、こんなお悩みを解決します。

中国語の教材選びは非常に重要です。実際、間違った教材を選んでしまい、「全然話せるようにならない……」と挫折してしまう人も少なくありません。

そこで本記事では、中国語講師である僕が 「教材選びで注意すべき3つのポイント」「初心者向けのおすすめ本9冊」 をパート別に厳選して紹介します!

本記事の内容

  • 中国語教材の正しい選び方
  • 発音学習でおすすめの本
  • 文法学習でおすすめの本
  • 単語学習でおすすめの本
  • リスニング学習でおすすめの本
  • スピーキング学習でおすすめの本

本記事を書いた人


この記事で紹介する本を活用すれば、無駄なく効率的に中国語を学習できます。短期間で話せるようになりたい方は、ぜひ本記事を参考に教材選びをしてくださいね!

目次

中国語教材の正しい3つの選び方

初心者が教材選びのときに意識すべきポイントは、以下の3つです。

  • 分野別に選ぶ
  • 解説がシンプル
  • 音声がついている

詳しく解説します。

① 分野別に選ぶ

初めて中国語を学ぶなら、分野別で教材を選ぶことを意識しましょう。そっちの方が挫折する確率が減るだけでなく効率的です。

中国語教材の中には、以下のように全てをまとめている総合教材があります。

・フレーズ
・作文
・文法
・発音
・単語

初心者が上記のような教材を選んでしまうと学ぶべき項目が多いため、学習が思うように進みません。

また、復習する時も時間がかかりなかなか次に進めないことが多いです。そのため、初心者が手を出すには、ハードルが高すぎます。

その一方で、一つの分野に絞って教材を選べば計画も立てやすく、スムーズに進むので挫折する確率を減らせます。

こうき

まずは発音に集中し、その後に文法と単語を強化するなど、ステップを踏んで進めるといいです。

はじめは、やることを絞って集中的に一冊をマスターすることを意識しておいてくださいね。

② 解説がシンプル

次に意識すべきポイントは、「解説がシンプルな教材を選ぶこと」です。中国語を初級から学ぶ段階では、詳しすぎる解説は必ずしも必要ではありません。

一見すると、詳しい解説は理解を助けるように思えますよね。ですが、その分、不必要な情報も含まれているので、初心者にとっては重要な知識を取捨選択するのが難しくなります。

また、情報量が多いと復習にも時間がかかってしまい効率が悪いです。


初めのうちは、解説がシンプルな教材を選ぶことで、本当に必要な知識を優先的に学べます。その結果、余計な情報を覚える負担も減らせます。

どうしても解説が詳しい教材を使いたいなら、基礎がしっかり身についたあとがおすすめ。ある程度の知識があれば、より高度な内容もスムーズに理解できるようになるからです。

こうき

レベルアップしたい方は後から学んでも遅くありませんよ。

はじめは、解説がシンプルなものを選ぶようにしてくださいね。

③ 音声がついている

最後のポイントは、「音声がついている」本を選びましょう。意外かもしれませんが、中国語教材の中には、音声がついていないものも出版されています。

そんな教材を選んでしまった場合、発音をチェックすることができません。特にはじめのうちは、ピンインや声調を聞き取ることが中国語上達へのカギです。

ですが、発音を無視して学習し続けると、以下のように会話で影響が出るのでおすすめできません。

・発音に変なクセがつく

・ネイティブに伝わらない

・リスニングができない


このようなデメリットを避けるためにも、教材選びには慎重になる必要があります。

こうき

中国語は発音が命の言語!必ず、音声付きの教材を選ぶようにしましょう。

以上、中国語講師の視点で教材選びのポイントを3つ紹介してきました。ここからは、分野別におすすめの教材を紹介していきますね。

発音学習でおすすめの本

まずは、発音でオススメな一冊です。 はじめに、紹介するのは「紹文周の中国語発音完全マスター」

「紹文周の中国語発音完全マスター」

本書は中国語の発音に特化した教材で、正確な発音を身につけたい人にピッタリの一冊です。

日本人が苦手とする音の違いや発音方法をわかりやすく解説しているので、これから中国語を学ぶ人にオススメ!

紹文周の中国語発音完全マスターの特徴
  • 10時間で発音の基礎を学べる
  • トレーニングが豊富
  • 口の形がわかる図やイラスト付き


特に本書は、他の発音教材と違って練習問題がたくさんあります。積極的にアウトプットしながらトレーニングができるので、時間がない方でも短期間(10時間)で習得できるように設計されています。

また、口の形がわかるようにイラストも図解で解説されているのも特徴的です。視覚的に理解しやすく、正しい発音を効率よく身につけることができますよ。

ボクも本書のトレーニングパートを徹底的に練習したことで、短期間でピンインの聞き取りができるようになりました。

こうき

解説もシンプルでわかりやすいので、発音教材の中でダントツでおすすめですよ!

文法学習でおすすめの本

つづいて、文法でオススメの本です。

新ゼロからスタート中国語 文法編

「新ゼロからスタート中国語 文法編」は、中国語の知識が全くない方でも文法の基礎を学ぶことが可能です。

難しい解説は省いて、初心者が覚えるべきポイントが48の「公式」を用いてわかりやすく解説されています。そのため、必要な知識を優先的に学ぶことができます。

新ゼロからスタート中国語 文法編の特徴
  • 説明がシンプル
  • 練習問題がある
  • 発音の解説が詳しい

特に、本書は他の文法書と違って例文の全てに音声がついていますそのため、視覚的に覚えるだけでなく、耳を使って中国語の基礎文法を覚えることができます。

簡単な会話をもとに作っているので、日常会話ができるようになりたい方は必ずやっておきたい一冊です!

新ゼロからスタート中国語 文法応用編

また、本書の続編シリーズ「応用編」もオススメです。

「文法編」は入門向けなので、文法の基礎を学ぶのにピッタリです。ですが、文法を完全にマスターしたとはいえません。

会話でさらに複雑な中国語を言いたい方は、応用編も一緒にやっておくのがオススメ。基礎をしっかり学んだ上で応用編に進めば、より実践的な中国語の文法が身につきます。

特に日常会話では、より複雑な文法や表現が求められるため、深く学ぶなら応用編にも取り組んでおいた方がいいです。

実際にボクも文法学習は、「文法編」と「応用編」だけでした。この2冊を仕上げれば、それ以上の文法学習は必要ありません。

こうき

「文法編」とセットでやっておくことで、間違いなく会話で必要な文法はマスターできますよ!

単語学習でおすすめの本

つづいて、単語学習でオススメの本を紹介します。結論から言うと「新ゼロからスタート中国語単語BASIC1000」が圧倒的にオススメ。

新ゼロからスタート中国語単語BASIC1000


本書は、先ほど紹介した文法書と同じシリーズの単語帳です。中国語でよく使われる漢字は、約1000字で、その多くが日本の常用漢字2136字と共通しています。

本書はそんな常用単語「1000語」が厳選されているので、他の単語帳を使うよりもムダなく学ぶことができます。

新ゼロからスタート中国語単語BASIC1000の特徴
  • 例文が全てシンプルなフレーズ
  • 試験対策(HSK4級・中検3級)もバッチリ!
  • シチュエーション別で掲載されている

実際に、本書の1000語を全て使えるようになれば基礎会話で困ることがほぼないレベルに到達できます。

また、SNSやチャットでもネイティブの方と問題なくコミュニケーションをとることも可能です。

こうき

フレーズがシンプルなので、覚えておけばそのまま会話・作文で使えますよ!

リスニング学習でおすすめの本

つづいて、リスニング力を鍛えるのにやっておきたい一冊は、「はじめよう 中国語音読 初級編」です。

はじめよう中国語音読 初級編

リスニング力を上げるためには、大量の中国語に触れることが欠かせません。聞き取れなくて悩んでいる方は、圧倒的にインプットとアウトプットが足りないのが原因です。

音読は、中国語を聞いた後に自分の口を使って中国語を発するトレーニングです。そのため、効率的にインプット(聞く)→アウトプット(音読)ができるのでやらない手はありません。

音読教材の多くは、短文だけのものばかりのため、文章のリズムをつかむのが難しいです。その一方で、本書は一課200文字くらいなので、長文のリスニングに慣れるのに適しています。

はじめよう中国語音読 初級編の特徴
  • 声調・音節・音読の方法(動画付き)
  • シチュエーション別の話題が豊富
  • 1日10分の音読習慣が身につく

特に本書は、日本人にありがちな「カタカナ発音」と「音読」の注意点をまとめています。

そのため、ポツポツ読みをなくし、チャンク(かたまり)を意識することで、中国語を流暢に話すための基礎が身につきます。

また、自分の口で中国語を発することで、聞き取り能力も同時に上げることができます。

こうき

ボクも本書をメインに音読したことで、中検3級のリスニングパートで9割とることができましたよ!

スピーキング学習でおすすめの本

つづいて、スピーキングでおすすめの本です。

  • たったの72パターンでこんなに話せる中国語会話 
  • 口を鍛える中国語作文 初級編
  • 瞬訳中国語 初級編
  • 通訳メソッドを応用した中国語短文会話800

全部で4冊あるので、それぞれ見ていきましょう。

たったの72パターンでこんなに話せる中国語会話 

まず、おすすめの一冊は、「たったの72パターンでこんなに話せる中国語会話」です。

本書は、日常会話でよく使われる表現が厳選されているので、例文を丸暗記しても会話でそのまま使うことができます。

また、各パターンには豊富な例文が掲載されているため、文脈の中で自然に習得しやすいです。

たったの72パターンでこんなに話せる中国語会話の特徴
  • 72パターンを覚えれば基礎会話が可能
  • 文法の説明も豊富

例えば、「~できますか?」や「~してもいいですか?」といった実用的なフレーズが含まれているので、すぐに会話で活用できます。

本書の72パターンを使えるようになれば、単語を入れ替えるだけなので文章を簡単に作ることが可能です。

ボクも、初級者の頃に本書を使ったことでネイティブと楽しく交流をすることができたので、自信を持っておすすめできます!

こうき

会話の入門書として、本書をはじめに選んでおけば間違いないですよ!

口を鍛える中国語作文

つづいて紹介するのは、「口を鍛える中国語作文」です。

中国語を瞬時に訳すことができないのは、圧倒的にアウトプット不足が原因です。そのため、話す練習を意識的に行わないといつまでも話すことはできません。

本書は、日本語→中国語に瞬時に訳すトレーニング(アウトプット)ができるので、中国語脳を短期間で作ることができます。そのため、口から中国語を出すのに苦労している人におすすめです。

口を鍛える中国語作文の特徴
  • 瞬発力を鍛えるトレーニング形式
  • 実用的なフレーズを厳選(600例文)
  • 中検4級~3級レベルに対応

「たったの72パターンでこんなに話せる中国語会話」よりも負荷は重いので、はじめは慣れるのに苦労します。ですが、本書を何周もすれば瞬時に中国語を組み立てる力は確実に身につきます。

また、例文(600文)を全て暗記することで、自然と900語が習得可能です(基本的な会話に十分対応できるレベル)。

実際にボクが教えている生徒さん全員にも、本書を使ってもらった結果、中国語で言いたいことが言えるようになっています。

こうき

短期間で中国語で会話ができるようになりたい方は、絶対にやっておくことをおすすめします!

瞬訳中国語 初級編

つづいては、「瞬訳中国語 初級編」です。

瞬訳中国語 初級編の特徴
  • コロケーション(単語+単語)なので覚えやすい
  • 中検準4〜4級対策にもバッチリ
  • 常用語(1100語)を厳選

本書は、コロケーション(単語+単語)を活用して、中国語を瞬時に口にできるようになることを目的とした教材です。

コロケーションとは?

例えば、日本語の「風邪を引く」のように、特定の単語同士が一緒に使われる表現のこと。


中国語にも同じようにコロケーションが豊富に存在します。そのため、単語を知ってるけど「具体的な組み立て方や活用法がわからない」という方も多いはず。


本書はそんな方の悩みを解決することができます!

また、初心者がいきなり文章を話すのは難しいですよね。ですが、本書はシンプルな単語の組み合わせから学べるため、ハードルが低く中国語を瞬時に訳すトレーニングが可能です。

こうき

本書を繰り返し活用すれば、ネイティブの感覚を身につけることができますよ!

通訳メソッドを応用した中国語短文会話800

最後に紹介するのは、「通訳メソッドを応用した中国語短文会話800」です。


本書は、少しレベルが上がりますが中国語力が確実に上がる一冊です。


特に、音声のスピードが他の教材よりもかなり早いので、ネイティブのスピードについていきたい方にオススメ!

通訳メソッドを応用した中国語短文会話800の特徴
  • 音声が早い
  • シャドーイングやり方の解説が豊富
  • 大量の文章(800文)に触れることができる

また、いろんなシチュエーションの例文が豊富なので、会話ですぐに応用することが可能です。

本書のスピードでシャドーイングするのは、はじめは苦労します。ですが、本書をやり続ければ確実に聞き取れる部分が増えてくるうえに、発音の向上もできます。

実際に、ボクも本書を3ヶ月やり続けた結果、ネイティブのスピードにも慣れることができました。本場の中国語に慣れるとHSKや中検といった試験の音声が遅く感じるようになります。

こうき

ネイティブのスピードに慣れたいなら、スピーキング教材の中では外せない一冊です。

まとめ

本記事では、「教材選びのポイント」「分野別にオススメの教材9冊」を中国語講師の視点で紹介してきました。

ざっくりまとめます。

本記事の内容

中国語の教材選びは非常に重要です。そのため、初心者でも失敗しないよう、厳選した教材を紹介しました。また、学ぶべき順番を考慮して紹介しているので、効率よく学習を進められます。


ぜひ、本記事の教材を活用して、中国語力を伸ばしてくださいね!

とはいえ、インプットだけでは実際の会話でスムーズに話せるようにはなりません。アウトプット力を高めるには、ネイティブと実際に話すことが最も効果的です。

こうき

特に、気軽に始められるオンラインレッスンはおすすめ!

「どのサービスを選べばいいかわからない…」という方のために、オンラインレッスンの比較記事もまとめています。自分に合ったレッスンを見つけるために、ぜひ参考にしてみてください!

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この記事を書いた人

こうき  
母親が中国の上海人だが、幼少期から日本語オンリーで育ったため中国語が全くわからず親戚から中国語喋れないダサいハーフと思われて一年発起。

2020年5月中国語学習開始

2020年9月HSK3級取得

2021年3月中国語検定3級取得

3級取得後2022年夏まで中国語熱が冷め、勉強時間ゼロで一度挫折

このままでは、まずいと思い2022年9月学習再開

2023年2月 HSK5級220点取得

2023年4月 中国語検定2級 合格

HSK6級受験予定←今ここ

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