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【中国語のリスニング無理!聞き取れない!】理由は4つの〇〇。効果的な勉強法も紹介

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中国語のリスニングが早すぎて聞き取れない!

中国語を聞き取れるいい方法はないかな?

今回は、こんなお悩みを解決していきます。

本記事の内容

・リスニングが聞き取れない理由

・リスニング力を上げるおすすめの方法を5つ紹介!

・リスニング力を上げるオススメの教材

本記事を書いている人


「中国語のリスニングが早すぎて聞き取れない!」以前の僕もこのような悩みを持っていました。

いろんな方法を求め、ネットで検索してみたはいいけど「結局何が原因なの?」と分からずモチベーションが上がらない日々、、、。

文章を見ると「こんな簡単なこといってたの?」とがっかりしてしまいますよね。

でも大丈夫!

本記事を読めば中国語を聞き取れない理由がわかるとともに中国語のリスニング力を上げる方法を知ることができます。

ぜひ、これから紹介する方法を使ってリスニング力を上げていきましょう!

目次

リスニングが聞き取れない理由

「中国語を何度聞いても分からない!」

結論から言うとこのような悩みを持っている方は、以下の4つのどれかに当てはまっています。

・発音が不十分

・単語や文法の知識が不十分

・同音異義語が多いために区別できない

・話すスピードが早すぎる

一つ一つ見ていきましょう。

①発音が不十分

まず、一つめは「発音が不十分であること」。

理由は、正確な単語の音を知らないと聞き取ることができないからです。

例えば、

中文:我是日本人
(私は、日本人です。)

という文があります。

実際に正確な発音を聞いてみると以下の通り。

次に日本人にありがちなカタカナ読みをするとどうなるでしょう?

この音声は少し極端な例ですが、中国語を学習している日本人はよくこういう発音をしがちです。

このように、カタカナ読みで発音をしてしまっていたら正確な中国語の発音を聞き取るのは至難のワザ。

正確に中国語を聞き取るためには、発音の基礎がしっかり理解できていないといけません。

具体的に言うと、ピンインを正確に読めていなければならないということ。

そのため、聞き取りが難しいと感じる方は、自分の発音が正しいかもう一度セルフチェックすることが必要になってきます。

発音ができていない方は、早めに発音の学習を終わらせておきましょう。

とはいえ、ピンインに苦手意識がある方が多いのも事実。

KOHKI

以前の僕もピンインを覚えるのに苦労した経験があるので、気持ちが痛いほどわかります。

ピンインについては、「【ピンインを覚えられない人必見】中国語初心者が試すべき効率的な覚え方とコツを解説」で詳しく解説しているので参考にしてくださいね。

②単語や文法の知識が不足

二つ目は、「単語や文法の知識が不足」していることです。

もちろんですが、分からない単語がたくさんあると文章を読むことはできません。

ということは、読むことができない文章は同じく聞き取りもできません。

例えば、

・像你这样傻瓜,谁相信!
(お前みたいなバカを誰が信じるんだよ!)

というフレーズをドラマで聞いたとしましょう。

「傻瓜」は、「バカ」という意味ですが、意味を知らなかった場合、このフレーズを聞き取るのは不可能。

単語だけでなく、文法や独特な言い回しも知識がないと何度聞いても聞き取れるようになることはないでしょう。

つまり、文を読んでも理解できない場合は、文法や単語知識が不足していると言っても過言ではありません。

KOHKI

その場合は、知っている単語や言い回しをたくさん地道に増やしていくことでリスニング力アップを見込むことができますよ。トレーニング方法は後ほど!

③同音異義語が多いために瞬時に区別できない

三つ目は、「同音異義語が多いため聞いてもすぐに区別できない」ことです。

挙げるとキリがありませんが、例えば以下のようなものがあります。

韩语(韓国語)  =  Hán yǔ

汉语(中国語)  =  Hàn yǔ

熊猫(パンダ)  =  Xióng māo

胸毛(胸毛)   =  Xiōng máo

これらは、同じ発音ですが声調を理解できていないと聞き取りは困難です。

相手は、「私は、パンダが好きです。」と言っているのに声調を理解できていないと「私は、胸毛が好きだ」と誤解してしまうでしょう。

このように、中国語には同音異義語が多いために聞いてもすぐに判別がつかない単語がたくさんあります。

同音異義語をすぐに判別できるようになるためには、

・声調を理解できていること

・文脈で判断する

この二つの要素が大事になってきますのでリスニングの際に意識するといいです。

④話すスピードが早すぎる

最後の四つ目は、「ネイティブスピーカーが話すスピードが早すぎること」です。

ネイティブスピーカーが話す速度は、一分間に「260語分のペース」と言われています。

つまり、1秒の間に「4.3語」を聞き取らないといけません。

その上、上記で説明したような「単語・文法・声調・発音」も含めて同時に理解する必要があります。

遅く話してもらうとわかるけど、早く話されると全く分からなくなるのは「頭で処理するスピードが遅い」のが原因。

中国語を「聞いてわかる」状態にするためには

聞く→ 瞬時に処理【単語・文法・声調・発音】→ 理解

という段階を踏んで初めて成立します。

読んだらわかるけど、リスニングをすると聞き取れなくなるのはこのプロセスが欠けている可能性が高め。
そのような場合はしっかりとした対策が必要でしょう。

ただ、しっかりトレーニングをしていけば必ず聞き取りは楽になります。

次の章で詳しく「耳に効くトレーニング」を紹介するのでしっかり実践して「听力」を上げていきましょう!

リスニング力を上げるおすすめの方法を5つ紹介!

それでは、リスニング力を上げる方法を5つ紹介していきますね。

おすすめするのは以下の通り。どれか一つでもいいので今日から実践してみてくださいね!

①音読する

②単語やフレーズを覚える

③シャドーイングをする

④多調する

⑤ネイティブと会話練習をする

さっそく見ていきましょう。

①音読をする

音読

まず一つめにおすすめするのは、「音読」。

なぜおすすめするかというと、音読によって以下のことができるからです。

中国語を正しい語順で言う→日本語を介さずに中国語を頭から理解できるようになる。

中国語を読む時は、日本語に訳しながら読んでしまうという方は多いです。

そのため、リスニングの時も同様に訳しながら聞いてしまうと、リスニングのスキルを上げるのは至難のワザ。

そこで、日本語を使わず中国語を中国語の語順でスッと理解できる耳を手に入れられるのが音読というトレーニングです。

KOHKI

音読は、科学的にも効果があることが証明されているので、やらない手はありません!

ぜひ、今日から音読を日々のトレーニングに組み込んでいきましょう。

②単語やフレーズを覚える

単語とフレーズ

2つ目にオススメするのは、「単語やフレーズを覚える」ことです。

先ほど、中国語は毎秒「4,3語」話されていると言いました。

このような短時間で意味を処理するには単語やフレーズを覚えることが欠かせません。

なぜなら、リスニングの時に予測をしやすいから。

例えば、日本語で

果たしてそれは正しい_ _ _?

ときたら空欄に入れるのは「のだろうか?」や「のか?」と予測できますよね?

中国語も同じ。

ネイティブがよく使う定型表現や単語を知っているかの違いだけでリスニングは驚くほど楽になります。

現に、中国語では言い回しがよく使われるので全く知らないと聞き取るのは難しいはずです。

KOHKI

今日から知っている単語や言い回しを増やしていくこともリスニングアップにつながりますよ。

③シャドーイングをする

シャドーイング

3つ目にオススメするのは、「シャドーイング」です。

シャドーイングとは?

モデル音声に数秒遅れてついていくように発声するトレーニングのこと。

シャドーイングは音読と違って文章を見ず完全に自分の耳を頼りに行います。
そのため、トレーニングの負荷はかなり高め。

しかし、シャドーイングをすることにより先ほど解説した

聞く→ 瞬時に処理【単語・文法・声調・発音】→ 理解

というプロセスを体系的に覚えることができます。

なぜかと言うと、音読と同じく中国語を中国語の語順のまま理解できるからです。

しかも、シャドーイングによって

インプット(聞く)→アウトプット(言う)→インプット(聞く)→アウトプット(言う)・・・

というサイクルを何度も繰り返すため、【単語・文法・声調・発音】のレベルアップも同時に見込めます。

KOHKI

中国語を初めたばかりの方は、少し負荷が高いかもしれませんがリスニング力を上げたいならシャドーイングはオススメですよ!

なお、シャドーイングのやり方については「【完全網羅】中国語学習でシャドーイングがオススメな理由4選!やり方から教材も紹介」で詳しく紹介しています。合わせて参考にしてくださいね。

④多聴する

多聴

4つ目のオススメは、「多聴」です。

多聴とは、読んで字のごとく中国語を大量に聞くトレーニングのこと。

大量の理解できる中国語を聞くことで、リスニングのプロセスを自動化できるため耳を鍛えるのにうってつけです。

中国語を正確に聞きとるには、聞く→意味を理解するというプロセスを踏まなければいけません。

このプロセス(聞く→理解)を大量に繰り返すことで、自然と中国語を理解できる回路を作ることができます。

つまり、シャドーイングや音読と同じく中国語を中国語の語順のまま理解できるということ。

ただ、メリットはたくさんありますが、多聴するときは以下の点に注意しましょう。

注意点

・知らない単語が多すぎる教材を使わない(既知語は90%以上が必須)

・自分にとって興味があるものだけを聞く

なぜかというと、先ほども説明したように知らない単語をいくら聞いてもわからないからです。

また、自分にとって興味がない話題(歴史や経済の話など)をいくら聞いても「積極的に聞こう!」という気になりませんよね?

なので、多聴の際は、以上の2つに気をつけてから始めてくださいね。

KOHKI

初めての方は、「子供が見るようなアニメ」や「YouTubeの初心者用コンテンツ」から始めるのがオススメですよ!

オンラインでネイティブと会話練習をする

オンラインレッスン

最後に紹介するのは、「オンラインでネイティブと会話練習をする」ことです。

今まで紹介したトレーニングは効果はありますが、どれも一人でやるため、モチベーションが長く続かない可能性も出てきます。

しかし、オンライン会話はネイティブと中国語を話すことでモチベーションの維持にもつなげやすいです。

その上、分からないことがあれば直接聞くこともできます。

オンラインでネイティブと会話練習をすることは、

・耳を鍛える

・モチベーションを維持する

という観点で見ても有効と言えるでしょう。

また、中国には方言を話す人が多いです。

そのため、訛りがあったりするので本場の中国語を聞くのにもオンライン会話を利用するのはベストな選択と言えます。

KOHKI

一人でトレーニングするのを辛いと感じたら、ネイティブと会話を楽しみながら耳を鍛えましょう。そっちの方が一石二鳥です!

なお、オススメのオンラインレッスンについては、「オススメのオンライン中国語3社徹底比較!講座選びで失敗しないためのコツも紹介」で詳しくお伝えしています。
合わせて参考にしてくださいね。

リスニング力を上げるオススメの教材

では、ここからリスニングにオススメの教材を紹介していきますね。

僕が使ってきて心からオススメできるのはこの3つ。

・はじめよう中国語音読 初級編

・通訳メソッドを応用した中国語短文会話800

・改訂新版 瞬訳中国語 初級編

はじめよう中国語音読 初級編

はじめにオススメするのは、「はじめよう中国語音読 初級編」。

このテキストは、音読に特化していてちょうどいい長さの文が収録されています。

初めて音読を始めるなら、このテキストで間違いありません!

オススメな点

・発音の仕方が詳しく解説されている

・覚えるべき初級単語「800語」を覚えることができる

・ポーズ付き音声もあるのでシャドーイングにも併用可能

KOHKI

ぶっちゃけた話、僕はこの「はじめよう音読中国語」を使ったことによってリスニング力がぶち上がりました。


その結果、このテキストのおかげで中検3級にも一発で合格しています。

初めての方なら、これ一冊でOKってレベルでオススメ!

はじめは聞き取りに苦労すると思いますが、音読を繰り返すことで徐々に聞ける音が増えていくのを実感できますよ。

なお、僕が「はじめよう中国語音読 初級編」を使ってどうなったかのレビューも書いているので合わせて参考にしてみてください。

通訳メソッドを応用した中国語短文会話800 

続いて紹介するのは、「通訳メソッドを応用した中国語短文会話800」

このテキストには実際のネイティブが話すスピードの中国語が収録されているため、聞くとわかりますがかなり早いです。

オススメな点

・全文が会話文なのでテンポが良い

・シャドーイングや多聴としても使える

大抵のモデル音声は、スピードが遅いためリスニングが比較的かんたんです。

しかし、先ほど聞き取れない理由でお伝えしたとおり、音声が早くなった途端に聞き取れなくなるのは、

聞く→瞬時に処理(単語・文法・声調・発音)→理解

というプロセスが適切にできていないのが理由でした。

そこで、早い音声を聞くことに慣れればこの問題を解決することが可能になります。

なかなか早い音声を聞き取ることができない方にとっては、かなりオススメ!

KOHKI

早い中国語に慣れればHSKや中検のリスニングが「遅すぎ!」って感じるようになりますよ!

改訂新版 瞬訳中国語 初級編

最後に紹介するのは、「改訂新版 瞬訳中国語 初級編」。

この「瞬訳中国語 初級編」は、リスニング用の教材ではなくフレーズを覚えるのに最適。

オススメな点

・ネイティブがよく使うフレーズを収録

・中検等の資格にも対応

・中国語の語順を自然に覚えられる

中国語を聞き取るのは、フレーズや重要な単語をいかに多く知っているかが重要です。

なので、聞き取りができるようになりたいなら知らない「言い回し」や「単語」を多く覚えることも近道です。

KOHKI

少しでも知っている単語を増やしてリスニング力アップを目指していきましょう!

まとめ:トレーニングをしてリスニング力アップを目指そう!

今回は、中国語のリスニングを聞き取れない4つの理由とリスニング力を上げる方法を5つ紹介しました。

本日のおさらい

⚪︎リスニングが聞き取れない理由

・発音が不十分

・単語や文法の知識が不足

・同音異義語が多いために瞬時に区別できない

・話すスピードが早すぎる


⚪︎リスニング力を上げるおすすめの方法を5つ紹介!

①音読をする

②単語やフレーズを覚える

③シャドーイングをする

④多聴する

⑤オンラインでネイティブと会話練習をする

おさらいですが、中国語を聞いて正確かつ早く理解するためには、

聞く→瞬時に処理(単語・文法・声調・発音)→理解

というプロセスが必要でしたね。

そのためには、紹介した5つのトレーニングのどれか一つでも毎日の勉強に取り込んでおいた方がいいです。

そうしないと、リスニングの向上はほぼ見込めません。

また、これらのトレーニングを始める前に発音ができていないと効率が悪くなってしまうのも事実。

ピンインも読めない方は、紹介したトレーニングを始める前に早めにマスターしておきましょう。

なお、ピンインに関しては、「【ピンインを覚えられない人必見】中国語初心者が試すべき効率的な覚え方とコツを解説」で詳しくお伝えしています。

ぜひ、今日からリスニング力を上げるために少しずつ紹介した方法を取り入れていきましょう。では!

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この記事を書いた人

こうき  
母親が中国の上海人だが、幼少期から日本語オンリーで育ったため中国語が全くわからず親戚から中国語喋れないダサいハーフと思われて一年発起。

2020年5月中国語学習開始

2020年9月HSK3級取得

2021年3月中国語検定3級取得

3級取得後2022年夏まで中国語熱が冷め、勉強時間ゼロで一度挫折

このままでは、まずいと思い2022年9月学習再開

2023年2月 HSK5級220点取得

2023年4月 中国語検定2級 合格

HSK6級受験予定←今ここ

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